
ハンファ損害保険は10月21日から25日まで、ソウル市龍山区漢南洞の漢南社屋でウェルネスフェスティバル「ウェルネスクルーズ漢南」を開催している。社屋の3~5階と地下スペースを12のテーマ空間に分け、韓国国内のフェムテック・ウェルネスブランド約30社がプログラムを展開する。開催時間は毎日午前11時から午後9時まで。入場無料で、一部の体験やクラスは有料、または事前予約制となっている。
イベント名のとおり、来場者は船に乗り込むように2階の乗船デスクから旅を始める。フロアごとに異なる健康や休息を体験し、地下1階の下船場で旅を終える。目的地だけでなく、そこへ向かう道のりも楽しむクルーズ旅行のように、さまざまな体験を通じて自分に合った休み方を見つけてもらう構成だ。

地下1階に約200坪、何もしない部屋
最も目を引くのは最後の空間だ。地下1階に設けられた約200坪の休息スペースでは、靴を脱いで床に寝転び、音楽や香り、光だけを感じながら過ごす。やるべき課題も、まねる動きもない。
主催者は、体を動かしたり新しい食べ物を味わったりするのと同じように、何もせず休む時間もウェルネスだというメッセージをこの空間に込めた。通知や予定に追われる都市生活者にとって、ただ横になっている時間は思いのほかなじみがない。座って行う瞑想が難しく感じられた人なら、横になったまま音や香りに意識を向けるこの方法が、最初の練習になるかもしれない。
カジノチップで選ぶ、自分のウェルネスタイプ
4階はカジノ風の空間だ。進行役の質問にチップを置いて答えるゲームを通じて、ハンファ損害保険フェムテック研究所が作成したウェルネスタイプ診断を遊び感覚で体験できる。ゲームが終わると、「時間の調整者」「自己実現の拡張者」といった名前の付いたタイプカードを受け取る。
同じフロアの一角には、人工知能を活用した健康管理サービスやウェルネス企業の商品を体験できるアーケードがある。妊娠・出産・育児期の女性向け休憩スペースでは、ハンファ金融の女性ウェルネスブランド「PLUS CLOVR」とラッシュスパが、妊婦向けマッサージやクレンザー作りのクラスを共同で開催する。5階には、韓国のオンドル文化を現代風にアレンジしたサウナが設けられた。
お酒を飲まないこともウェルネス、3階の代替コーヒー
3階は飲食のフロアだ。ウイスキーやカクテルの雰囲気を演出したノンアルコールコーヒーや、自然由来の原料で作ったカフェインレスの代替コーヒーを味わえる。ハンファ損害保険は、お酒を飲まない選択も一つのウェルネスと捉え、カフェインを摂取できない人向けのメニューも用意したと説明した。参加ブランドは「健康的な日常」を基準に選んだという。
地域に伝わる古い料理や食材を研究する「イプマルウムシク」は、安東のカンジョン、統営のペッテギ粥、咸鏡道のシウムトクを味わう郷土料理のクッキングクラスを開く。「オチャウォン」はハーブで自分だけのお守りを作るタリスマン体験を実施する。ガラス温室を模した「グラスハウス」では、旬の食材や地域の食文化を紹介し、植物を使った記念品作りも体験できる。野菜や植物の形を運動器具に取り入れた作品を集めた「ヤチェジム」も見どころだ。
残り2日、暮らしのバランスを問う講演
イベント後半にはステージプログラムも続く。23日と24日には電子音楽家シピカの公演が、24日と25日には暮らしのバランスや日々のエネルギーをテーマにした講演が開かれる。講演の時間や予約方法は、会場およびハンファ損害保険の公式チャンネルで確認するのがよい。
ハンファ損害保険は2023年に女性特化型保険会社への転換を宣言して以降、保険商品にとどまらず、女性の健康や日常へとサービスを広げてきた。今回のイベントも、その流れに沿ったものだ。
瞑想は必ずしも座って始めなくていい
保険会社が社屋一棟を丸ごとウェルネス空間に変えた光景は、ウェルネスが特定の業界だけの言葉ではなく、日常の言葉になったことを示すサインと受け取れる。運動や美食、サウナや昼寝が一つの動線上に並び、来場者はその中から自分に合うものを選ぶ。
瞑想も同じだ。座布団の上に長時間座るのが負担なら、横になって音や香りに身を委ねる休息、体を温めるサウナ、お茶一杯に感覚を集中させる時間など、まず体から入る方法がある。唯一の正解を探すのではなく、いくつかの扉を開けてみて、自分にとって心地よい扉を選ぶこと。それが今回のクルーズが示すウェルネスのあり方だ。
イベントは明日午後9時まで続く。
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