
最近、私たちはどれだけゆっくり食べたことがあるだろうか。朝は急いで済ませ、昼はスマートフォンを見ながら、夕食はテレビの前で。食べ物の味をしっかり感じる前に、一食が終わってしまう。食べる瞑想、またはマインドフルイーティング(Mindful Eating)は、まさにこの忘れられた感覚を呼び覚ます瞑想法である。
2月の最後の週末、バルゴレ団が江陵の宣教場で特別な食べる瞑想プログラムを披露する。単に食べる行為ではなく、食べること自体を瞑想に昇華させる1泊2日の旅である。
300年の韓屋が抱く静けさ、宣教場での一夜
江陵の宣教場は、朝鮮時代の士大夫の品格をそのまま保った空間である。300年の歳月を耐え抜いた韓屋の低い軒の下、冬の陽が傾く頃には特別な静けさが訪れる。現代の騒音から離れ、ただ自分と向き合うことができる場所。まさにここで、2026年2月28日から3月1日まで、冬を過ごし春を迎える瞑想ステイが展開される。
韓屋特有の温かいぬくもりの中で過ごす夜は、それ自体が癒しである。キャンドルの前に座り、呼吸を整え、静かな空間で深く眠る体験。翌朝、新しい季節を迎える準備が整った心を感じることができる。お茶一杯から始まる瞑想の時間
プログラムはお茶の瞑想から始まる。温かいお茶一杯を前に、その香りを嗅ぎ、温もりを感じ、ゆっくりと味わう時間。日常では無意識に飲んでいたお茶一杯が、こんなに繊細な体験になることに気づく瞬間である。
続く食べる瞑想はこのプログラムのハイライトである。ラクトベジタリアンで準備されたメニューは、各種野菜、発酵ベジタリアンパティのテンペ、冬の果物、サワードウパンと手作りハーブバターで構成される。参加者は自らサンドイッチを作り、材料一つ一つの色や質感、香りをしっかりと感じる。
マインドフルイーティング、なぜ今必要なのか
食べる瞑想は単なる食事法ではなく、人生の態度を変える修行である。ゆっくり噛み、味を感じ、体の反応を観察する過程で、私たちは「今この瞬間」に留まる方法を学ぶ。過食でも暴食でもなく、体が必要とする分だけを食べる知恵を得る。
バルゴレ団のプログラムが特別な理由は、食べる瞑想だけにとどまらない点である。書く瞑想を通じて心の中の考えを整理し、光の瞑想で内面を見つめ、寝る前にリラクゼーション瞑想で一日を締めくくる。それぞれの瞑想が互いに繋がり、深い癒しの体験を生み出す。
春を開く儀式、自分への贈り物
2月の最後の日は象徴的である。冬が終わり春が始まる境界。過去の季節を整理し、新しい始まりを準備する時点。この特別な時間を瞑想と共に過ごすことは、単にプログラムに参加する以上の意味を持つ。自分自身への贈り物であり、新しい季節を迎える儀式である。
瞑想が初めてでも大丈夫。穏やかなガイドが共にし、ゆっくりと自分のペースで進むことができる。ひとりでは瞑想が難しかった方々、自分のための時間をずっと先延ばしにしていた方々、清らかな心で春を始めたい方々にお勧めする。
江陵の海の香りと韓屋の静けさ、そして完全に自分に集中する時間。これらすべてが融合した1泊2日は、確かに特別な思い出として残るだろう。
[プログラム情報]
日時: 2026年2月28日(土)〜3月1日(日)
場所: 江陵 宣教場
お問い合わせ: バルゴレ団 インスタグラム @orcaproject2022
*8人以上の申し込みで確定進行